2008年3月15日土曜日

番外編・心理教育学会、ひだクリ

浦河から向谷地悦子さんについて、総勢五名で市川市で行われた心理教育学会・家族教育ネットワーク研究集会に参加しました。午前中にエンパワメントでつなげる地域における心理教育と題するシンポジウムに浦河日赤の高田ソーシャルワーカーがシンポジストとして参加しました。浦河での「任せる」や家族の回復へのステップを用いての家族支援のあり方の報告がされました。午後からはワークショップに場所を移して浦河での当事者研究の取り組みを鈴木真依さんの研究を通じて、会場のみなさんに伝えました。どのように当事者研究とつながり、浦河での仲間との関わりや真依ちゃんに現れる死神さん(死んでもいいよとささやきかける幻聴さん)や真依もどき(真依ちゃんの代わりに地元に帰りたいなどの誤った情報を提供するマイナス思考のお客さんから来る誤作動)との関わり、家族から寄せられるSOSの電話の場面(家族へのSSTを用いた浦河流の支援、お母さんが自分の悩みを先取りするマイナス思考に感謝の気持ちを伝え、娘への過干渉をあきらめる)などがロールプレ
イを用いて具体的に当事者研究の成り立ちが表現されました。ワークショップを見ていただいた家族や支援者の方に、自分達でも地元に帰って当事者研究を行ってもらえるように当事者研究のあらましを披露するのが今回のワークショップの狙いです。私たちは当事者研究の種を全国のみなさんにまけたかな?会の終了後はべてると交流の深い流山のひだクリニックさんにお邪魔して、待っていてくださったみなさんと旧交を暖めました。心づくしのご馳走を囲んで話が弾みます。六月二十日の当事者研究全国交流集会の発表にエントリーを予定しているメンバーの方もいて、流山の地にも当事者研究がしっかりと息づいていてとても頼もしく思いました。浦河から出てみなさんと会える講演は出会いの場です。講演を通じて関われたすべての方に感謝します☆
(順番が前の記事とてれこになりました。この記事の出来事が起こったのは3月14日のこと、昨日のことでありましたm(._.)mどうもすいません。)
megumi

2 件のコメント:

がぶ さんのコメント...

べてるの家では礼拝などの宗教活動?をしなければならないのでしょうか?また集会や講演会に出なければならないのでしょうか?

naoto さんのコメント...

皆さんの地道な講演(伝道?)の努力により、きっと当事者研究の成果の種が苦しんでいる人々の中で実を結び心に花を咲かせ続けていることでしょう☆