2009年5月2日土曜日

障がい者をめぐる海外の取り組みについて☆

四ぶらワークショップに参加してくださったカフェスローの吉岡さんとストローべイルの専門家のカイルさんから、障がい者をめぐる海外での取り組みについてお話をいただく機会が与えられました。

カイルさんはシュタイナーの考えを実践しているコミュニティが海外にたくさんあり、そこでは障がい者も健常者もそこで生まれた子供もみんな一緒に酪農や農業などを営みながら自給自足の生活を過ごしていることが語られました。
カイルさんはその中のキンバートンヒルズというコミュニティでシュタイナー式の農業を学びながら一年あまりの期間を過ごされた経験がおありです。
キンバートンヒルズでは人間の個性や特異性をお互いに認め合って生活がなされています。
キンバートンヒルズはとてもべてると雰囲気が似ているとカイルさんはうれしそうに語ってくださいます。

吉岡さんからはオランダのエルメロという精神病院が中心となってできた町についてお話がありました。
エルメロでは人口二万人の町に七百人の精神障がい者が暮らしています。
百二十年の歴史の中で偏見や差別を市民が解いてきた歴史があります。
オランダはすべての人がその人らしく生活する権利を持つことを尊重する土台が築かれている世界の中でも進んだ国です。
そして吉岡さんは浦河も将来はエルメロみたいな町になるのではないかと語ってくださいます。


べてるのみんなは話を聞いてお目めぱちくり、世界の最先端に驚きの色を隠せません。

本田君は精神障がい者と健常者が分け隔てなくなったら、当事者の意義がなくなってしまうのでは!?軽く差別してほしいと感想を述べました。

川村先生もエルメロの話に興味を持たれました。
川村先生は「べてるは今、過渡期にある。病気を治しすぎたら困る。偏見や差別に耐えて生きる病気はある意味充実した生き方でもある。ハンディがなくなったエルメロ当事者はどう生きているか関心がある。」と感想を述べてくださいました。


他にも爆発とかぱぴぷぺぽになった時に町の人はどう受けとめるの?と言った声もあがりました。

本当のところどうなのだろう?

夏の終わりに川村先生や向谷地さんとエルメロはどんな町なのか自分たちの目で確かめる旅行が計画されています。

感想をリポートする機会が与えられたらうれしいです(^-^)


megumi

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